ユニバーサルデザイン、オリンピック・パラリンピックの夏を振り返って
こんにちは エクリュ色彩検定講師の室谷です。夏もそろそろ終わりですね。
皆様は、この夏を色に例えると、何色でしょうか?
私は空色(水色)です。
オリンピック開会式の日に見た、ブルーインパルス。
御覧になった方、いらっしゃるかもしれません。
インスタにはたくさんアップされていましたね。
私は地元の公園で見ることができました。
スマホでぱしゃっと撮ったのでちょっと画像が小さくなりましたが、
コロナの閉塞感を感じる日々のなか、伸びやかな気持ちになれました。
開放感、みんな求めているのではないでしょうか?
開会式では「ピクトグラム」が話題になりましたね。検定では必須の重要語句「ピクトグラム」、かなり浸透したのではないでしょうか!
その開会式翌日の朝日新聞には「国立競技場のユニバーサルデザイン(UD)レガシーに」という記事が載っていました。
国立競技場は基本設計の段階から、UD(ユニバーサルデザイン)のワークショップを開き、
「誰もが分け隔てなく使える競技場」
段差の配慮や、トイレ、給湯器のあるベビーケアルーム、他にも「パニックになった時に気持ちを鎮めるための小部屋」の設置など、工夫を凝らしたそうです。
無観客開催でなければ、テレビ等の取材で紹介される機会も増えていたのではと残念に思いました。
さて、色彩検定で第1回のUC(ユニバーサルカラー)級が初めて実施されたのは、2018年の冬季。今年で4年目になります。
オリンピック、パラリンピックに向け、公共機関も掲示にUCを考慮するなど、UCも年々浸透していっていますね。
「特定の色の組み合わせが判別しにくい人」の割合は
日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人
(色彩検定、UC級のホームページ参照)
女性は男性に比べ、具体的な不便さを知っている割合が少ないとも言えます。
幼稚園や保育園、医療機関、お店など女性スタッフの比率が高い職場にお世話になることって、私達、けっこうありますよね。
色彩検定はもともと女性に人気のある資格ですが、ユニバーサルデザインについて学べるUC級もたくさんの方に受けて頂きたいと思います。(もちろん男性も!)
UC級をはじめ、秋の色彩検定は11月14日、願書締め切りはネット申込なら10月11日です。(書店申込は10月7日)
基礎から学ぶ3級から学ぶのもおすすめです。
エクリュ代表西川礼子著「1回で合格、色彩検定テキスト&問題集2級編」は3級編に続き、重版が決まりました。独学で合格目指す方に大好評。
新しい季節の始まり、どうぞ皆さま、ご自愛くださいませ。